ぶどう膜炎の治療

治療の種類

生物学的製剤

生物学的製剤は近年承認された新しい薬で、炎症に関わるTNF-αの働きを抑えることで症状を改善します。現在、日本でぶどう膜炎の治療に使用できる生物学的製剤には2種類あり、点滴注射か皮下注射(自己注射)で投与方法や投与間隔などが異なります。
また、ぶどう膜炎の原因となる病気によって、使用できる薬剤は異なります。

※2017年11月現在

炎症の原因となるTNFαの働きを
抑えることで症状を改善します

TNFαは、その受け手となる受容体と結合して眼の中の炎症を引き起こします

生物学的製剤の成分について

抗体とは、特定の異物(抗原)に特異的に結合して、その異物を体内から除去する物質をいいます。こうした抗体の働きに結合して開発されたのが「抗体製剤」です。
マウスのたん白質を含んだ抗体製剤と、遺伝子工学技術の進歩により作れるようになった製剤である、人間の体内に存在する抗体に類似した(これを専門的には「ヒト型」といいます。)抗体製剤があります。

生物学的製剤の成分について

生物学的製剤を投与

生物学的製剤はTNFαと結合する
ことで
そのはたらきを無効化します

はたらき1
先にTNFαと結合し、TNFαが受容体に
結合するのを防ぎます。
はたらき2
TNFα産生細胞にあるTNFαに結合します。
生物学的製剤が結合すると
細胞内に攻撃シグナルが発信され、
TNFα産生細胞が壊れます。

【監修】 横浜市立大学医学部眼科学
主任教授 水木 信久 先生